佐々木禅の耀珠天目茶碗(ようじゅてんもくちゃわん)


 燿珠天目茶碗とは、佐々木禅が長年研究し発表したもので、油滴が二重(ドーナツ状)に現れている天目茶碗です。

 鉄釉をいろいろ複雑に配合する独特の手法で制作され、その作品はオパールのようにさまざまな色彩が重なり合い、光のハーモニーを奏でます。

    




 油滴釉窯変茶碗
とは、油滴天目だけでなく、全体窯変の中に油滴がでている作品をいいます。
 微妙な変化を見せる油滴文様が魅力的な佐々木禅の鉄釉は、金属器のような端正な造形と調和し、神秘的で荘厳な印象を与えます。見る人が「宇宙を感じる」といわれる所以です。




油滴釉窯変(ゆてきゆう ようへん)茶碗
鉄釉(てつゆう)作品
「鉄釉」というのは発色の主成分を鉄で作った釉薬のことです。
基礎釉の調合具合で多彩な表現が可能です。
佐々木禅の鉄釉作品は、酸化、還元やいろいろな鉄分の配合を工夫することで、
多くの色彩がオーロラのように入り交って現れます。
  <天目茶碗とは>

   中国4千年の文化の中でつちかわれた陶器。
   鎌倉時代、中国の浙江省天目山で使われていた茶碗が日本に到来し、天目山の茶碗ということで
   「天目」といわれます。
   天目茶碗の中でも最も重視されるのが七種の天目です。曜変、油滴をはじめ、建盞、烏盞、灰被、
   黄盞、玳皮盞の七種の天目をいいます。
これらの天目茶碗は、一度に多くを焼いたものの中で
   偶然に焼きあがったものだと思われますが、もう一度同じ茶碗を作
ろうと思って100%同じ条件
   (窯の中の温度、窯の中の雰囲気、釉薬の調合など)で焼いても同じものはできません。
   現代の管理しやすい窯で焼いても同じものがつくれない、世界に二つとないものです。



   佐々木禅作品 
土面天目(とのもてんもく) 丹天目(あかてんもく) 

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